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?テスト用ダミーコンテナ仕様
外形寸法:3030?(10ft)×1225?(4ft)×1385?(4.5ft)
コンテナ自重:約1000?
(3)試験要領
図3.3.2のレイアウトにおいて、コンテナを搭載した搬送台車が待機位置(ラック中心より9m離れた位置)からラック中心位置まで走行し自動停止する。
次に、天井クレーンの特殊吊具が自動巻下した後コンテナをつかみ、巻上げて所定のラック位置に停止する。ラックレールとドーリレールのレベルを合わせるため、ヘッドブロックのクランプ装置が働く。
その後、ドーリがラック内に進入し、スプレッダ下コンテナを巻下げてラック受面に着床する。
以上の一連の運転フローを図3.3.5に示す。又、試験設備全容写真を図3.3.6に示す。
(4)試験から得られた成果
1/2スケールの模型ではあるが、横移動機構を備えた特殊吊具は、
?ラック柱面をガイドローラにより安定して巻上/下できること。
?ラックとドーリ面のレールレベル調整は、クランプ装置により物理的に同一レベルにできること。
?スプレッダの巻上/下機構はストロークが小さいため、チェーンを採用できること。
等、検証ができた。
以上、自動立体格納システムの中枢であるコンテナ横移動装置がシステムの一部として初期の性能を発揮できたので、システムとして十分実用化できることが確認できた。

 

 

 

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